2024年12月4日に発売される「Kindle Scribe」はバージョンアップしており、本体のデザインや書き込み機能の進化があります。
主に以下の点に違いがあり、電子書籍への直接書き込み機能は待望の新機能だと言えるでしょう。
- 直接書き込みできるActive Canvas機能の追加
- 本体デザインの変更
- 新色「メタリックジェード」の登場
- 定価価格の値上げ(47,980円→56,980円)
この記事では2024年版Kindle Scribeは何が違うのか?新機能はどんな点が良くなっているのか?という情報を紹介していきます。
Kindle Scribe 2024年モデルの新機能・変更点
ノート機能・メモ機能は変わらず、2024年のKindle Scribeには直接書き込みできる「Active Canvas機能」が追加されています。
以下から新機能と変更点について詳しく紹介していきます。
直接書き込みできるActive Canvas機能
2024年のKindle Scribeでは、横書きレイアウトのKindleの電子書籍に直接メモを書き込むことが可能になりました。
ただし一部の電子書籍のみ対応しており、漫画や縦書きレイアウトの電子書籍には対応していないと発表されています。
Kindle電子書籍の文中にペンで書き込み始めると、自動でメモ用のスペースを用意してくれるため、複雑な操作もありません。
洋書で英語の勉強をしたい方や、実用書のテクニックをメモしたい方にはうってつけの機能となっています。
本体デザインの変更
2024年のKindle Scribeは本体が一新され、ベゼルを調整してより「ノート感」のあるデザインになりました。
実際のインチ数は変わっておらず、10.2インチディスプレイ・解像度300ppiというスペックは同一のままです。
あくまでもデザインだけの変更となっており、機能性や体験に変化はありません。
新色「メタリックジェード」の登場
カラーリングについては、新たに「メタリックジェード」が登場しています(ジェードはヒスイの英語名)。
学習ノートを思わせるカラーリングになっており、勉強道具と一緒に持ち運んでも違和感のないデザインです。
メタリックジェードカラー向けのレザーカバーも発売されているため、統一感を出したい方におすすめです。
Kindle Scribe 2024年モデルと過去モデルの比較
比較項目 | 2024年モデル | 2022年モデル |
---|---|---|
定価価格 | 56,980円 | 47,980円 |
ディスプレイ | 10.2インチ反射抑制 | 10.2インチ反射抑制 |
容量 | 16GB/32GB/64GB | 16GB/32GB/64GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
メモ機能 | メモを呼び出して書き込み 本への直接の書き込み ノート機能搭載 | メモを呼び出して書き込み ノート機能搭載 |
本体カラー | タングステン、メタリックジェード | タングステン |
Kindle Scribeの新旧モデルでは直接書き込み機能のみ違いがあります。
Kindle Scribeの2024年の新型モデルと、2022年の旧型モデルの比較は「本への直接書き込み機能」のみとなっています。
価格差は9,000円も開いているため、新機能に魅力を感じるかどうかで購入の判断をしましょう。
価格の安さ重視なら旧型のKindle Scribeもおすすめ
2022年の旧型Kindle Scribeは安く購入できるのはもちろんですが、以下のようなメリットが挙げられます。
- 定価価格が2024年モデルと比較して9,000円安い
- セール対象で購入できるため、新型との価格差が2万円以上になる
- 2022年発売モデルなので周辺のアクセサリーが揃っている
確かに機能性では新型モデルが優勢ですが、書き込み機能は縦書きの本には利用できない点が日本人の利用者にはネックになります。
一方で2022年の旧型モデルならセールで安く購入できるため、単にメモ機能だけを目当てにしている方にとってはお買い得なチャンスだと言えるでしょう。
2024年のブラックフライデーでは、通常価格が47,980円のところ、12,000円割引の35,980円で購入が可能です。
Kindle Scribeの2024年モデルに関するFAQ
Kindle Scribe 2024年モデルの発売日はいつですか?
Kindle Scribeの最新モデルは2024年12月4日の発売を予定しています。
Amazonで購入すると最速で当日・翌日に届きます。
Kindle ScribeのActive Canvas機能が使えないのはどんな本?
Kindle Scribeの「Active Canvas」が使えない本については、Amazon公式サイトについて以下のように紹介されています。
Active CanvasによるKindle本の文中への手書き入力は、一部の電子書籍のみ対応
Kindle Scribe2024年モデルAmazon販売ページより引用
(縦書き及びマンガなど固定レイアウトの電子書籍には対応していません)。
Kindle ScribeはKindleで販売されている電子書籍以外にも利用できる?
Kindle Scribeは文書ファイルに対応しており、PDFファイル・TXTファイルを読み込めます。
Microsoft 365に加入している方はMicrosoft WordからKindleへ直接文書を送信することもできます。
Kindle Scribeに防水機能はある?
Kindle Scribeには防水機能はありません(2022年・2024年モデルの両方)。
Kindle端末で防水機能が欲しければ、「Kindle Paperwhite」がおすすめです。
まとめ 2024年のKindle Scribeは直接の書き込みが可能になった
「直接書き込み機能」と「本体デザインの変更」が違う点となっています。
Kindle Scribeの2024年モデルは横書きの本に直接の書き込みが可能となったため、洋書を使った英語の勉強といった用途がより効率的になりました。
他にもビジネス書の気になった点をまとめたり、ノートやメモ機能を活用してインプットとアウトプットを繰り返すといった使い方におすすめです。
一方で小説や漫画をメインに読書を楽しむ方にとっては、そもそもKindle Scribeは過剰な機能となっています。
また、新機能の直接書き込み機能に魅力を感じず、メモ機能だけで良いという方は2022年発売の旧型モデルも検討してみましょう。
こちらは定価価格が2024年モデルより9,000円安いだけでなく、大型セール時の割引対象になっています。