2024年10月16日、AmazonからKindle PaperWhite 12世代モデルが発売されました。
これに伴い、多くのユーザーが「なぜこんなに新型のKindle PaperWhiteは価格が高いのか?」と疑問を抱いています。
旧型の11世代と比較すると 円の価格差があり、これはFireタブレット1台分の価格差が生まれています。
この記事では、Kindle PaperWhite 12世代が高くなった理由と、旧モデルとの違いを分かりやすく解説します。
Kindle PaperWhite 12世代と11世代の価格比較
まず、12世代と11世代の価格を比較してみましょう。
モデル | 価格 | ストレージ容量 |
---|---|---|
Kindle PaperWhite 12世代 | 27,980円 | 16GB |
Kindle PaperWhite 11世代 | 19,980円 | 16GB |
Kindle PaperWhiteの12世代モデルは11世代より約8,000円も高くなっており、かなりの価格差があると分かります。
他のKindleモデルも12世代の新型はすべて値上がりしているため、Kindle PaperWhiteだけの値上げではありません。
スペック比較
Kindle Paperwhiteの12世代モデルは11世代と比較して、以下のような性能差があります。
- 11世代モデルと比較してページめくりの速度が25%向上
- Kindleシリーズで最長となる最大12週間持続可能なバッテリー
- サイズは変わらず6.8インチから7インチにディスプレイが広がった
機能的な大きな変化はありませんが、純粋なスペックアップが行われています。
Amazonの公式発表ではページめくりの速度の高速化と記載されていますが、プロセッサの進化によって他の細かい動作も快適になっていると考えられます。
Kindle PaperWhiteの価格が高騰した理由
価格高騰については以下の理由が考えられます。
- 高性能なプロセッサの搭載によるスペック向上
- 円安による価格設定
Kindle PaperWhiteの12世代モデルでは、従来モデルよりもレスポンスが25%高速化しています。
これはプロセッサの性能が向上したことによる恩恵であり、そのプロセッサは昨今の半導体不足による影響を受けている部品です。
ここ数年でパソコン・スマホ・タブレットに使われるパーツは高騰が続いており、Kindleもその例の漏れず価格が高くなってしまったのだと考えられます。
また、単に円安に合わせた価格設定という点も考えられます。
記憶に新しいものだと「iPhone 16」の12万円という高額な価格設定や、「PlayStation 5」の3度にも及んだ値上げも円安とパーツ高騰による影響と言われています。
安価でKindle PaperWhiteの代わりになるタブレット一覧
Fireタブレット
レスポンス速度はKindle Paperwhiteに劣りますが、同じくAmazonが販売しているFireタブレットも代替モデルの選択肢になります。
低価格ですがディスプレイはカラーに対応しているため、AmazonプライムビデオやYouTubeで動画を楽しみたい方にもおすすめできます。
- Amazonプライムビデオ・YouTubeなどの動画コンテンツの視聴
- Amazon Musicなど音楽コンテンツのバックグラウンド再生に対応
- カラーディスプレイ搭載なのでカラー印刷の電子書籍もそのまま読める
- インターネット接続中はブラウジングによるネットサーフィンが可能
実際に筆者も安かろうで購入してみましたが、カラーディスプレイという特性上、Kindle端末よりも使いやすいシチュエーションがいくつかありました。
具体的には図解をメインにしたデザインに関する書籍や、Kindle Unlimitedで読める雑誌に関してはFireタブレットの方が読みやすいと感じています。
特にお風呂場で音楽を流しながら本を読むという楽しみ方を1台で行えるので、今までFireタブレットを購入した経験が無い方は試す価値があると思います。
Kindle Kindle Paperwhiteキッズモデル
キッズモデルのKindle Paperwhiteは11世代のままで販売されており、低価格で購入が可能です。
キッズモデルと通常モデルの性能差は無く、「Amazon Kids+」のプランとカバーが付属するかどうかだけなので大人も安心して使えます。
もちろんカバーは外せるようになっているため、カバーを外してしまえば11世代のKindle Paperwhiteと全く同じように使えます。
まとめ Kindle PaperWhite 12世代は本当に「高い」のか?
価格が高騰した理由について理解したところで、12世代が本当に「高い」のかを考えてみましょう。
確かに11世代モデルと比較すると価格が8,000円も上昇していますが、バッテリーの長寿命、レスポンスの高速化などを考慮すると、十分に価格に見合った価値があると言えます。
特に今から中古の11世代を購入するよりは新型を購入した方が満足度は高く、耐用年数・保証といった観点からも新型をおすすめします。
もちろん予算に余裕がない方や、すでに10世代・11世代を持っている方は急いで新型に買い換える必要はないでしょう。
中古の11世代を購入するよりは新型の12世代の方が長持ちするでしょう。