Kindleを利用中、気になったページや後々見返したいページをスクショする方は多いでしょう。
筆者もKindle Unlimitedを利用しているので、読み放題作品をライブラリから削除する前に有用なページは頻繁にスクショしています。
この記事では著作権法による法的根拠や、Amazon/Kindleの利用規約をもとに本当にスクショして大丈夫なのか?という疑問について答えていきます。
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Kindleのスクショは違法?Amazonにバレる可能性はある?
結論から記載すると、Kindleのスクリーンショットは法的な根拠に基づく個人利用の範囲であれば問題ないと考えられます。
以下から著作権法やAmazonの利用規約をもとにした根拠について紹介していきます。
著作権法によるスクショ利用のOKな例とNGな例を紹介
- 個人用のメモ代わりに利用する
- 家族と共有するため
- 著作権法第35条による教育期間での使用
- 製品の一部に利用するなどの販売目的
- ブログ・YouTube・SNSにアップロードする
- 加工して配布・アップロードする
Kindleのスクショ自体は著作権法による違法ではなく、スクショした媒体をどう扱うかが問題になります。
Kindleのスクショ利用のOK例としては、実用書をスクショして自分のみが後で読み返す、スクショした画像を印刷して自分の学習用のファイルに収めるといった行為は問題ありません。
筆者もデザイン系の本をKindle Unlimitedで読み、一部をスクショしてからライブラリから削除するといった使い方をしています。
NG例としては、スクショした画像を使って誰でも読めるブログに掲載するなど、大規模な共有や商用利用については著作権法で違反とされています。
Kindleの利用規約・Amazonにバレる可能性について
Kindleコンテンツの使用という項目では、「対象デバイス上でのみ非営利かつ私的利用のためのみに使用権が付与される」と記載があります。
この利用規約を「対象デバイス以外でKindleコンテンツを閲覧してはいけない」と解釈もできるので、この点からKindleのスクショは利用規約だと考える方もいます。
Kindleコンテンツの使用
Kindleコンテンツのダウンロードまたはアクセスおよび当該料金(適用される税金を含む)の支払いが完了すると、当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、Kindleソフトウェアまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数の対象デバイス上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のKindleコンテンツを閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます(定額購読コンテンツの場合は、お客様が定額購読プログラムの有効な会員である限り。)。
Amazon Kindleストア利用規約より引用
利用規約は分かりましたが、どのデバイスでもスクリーンショット自体は可能ですよね?
実際のところ各種デバイスによるスクリーンショットを行う機能自体に制限はかけられていません。
映像配信アプリやサイトをスクショしようとした際、画面が真っ黒で何も映らなかったという経験はないでしょうか?
Kindleはそれらのようなスクショを禁止する機能を搭載していないものの、同じくAmazonのサービスであるAmazon Primeビデオにはスクショを禁止する機能が搭載されています。
サービスが開始されてから現在に至るまでスクショによる退会措置を受けてしまったユーザーがいない点を考慮すると、単にスクショして個人利用をする分には罰則はないと考えられます。
あくまでも「現在は退会させられた人がいない」だけなので、慎重になるならスクショはしない方が良いでしょう。
Amazonもユーザーのログといった情報を収集しているため、スクショがバレる可能性は大いにあります。
DRMの解除による複製は違法
スクショ自体は著作権法的に問題ないと分かりましたが、DRMの解除による複製に当たる行為は規約違反となっています。
デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)は、著作権保持者(作家、出版社など)の権利を保護し、コンテンツの不正利用を防ぐために使用される技術です。
AmazonのKindleではDRMを利用して著作権を保護しており、アクセスの制限・印刷の制限・コピーガードに役立てています。
このDRMの解除は著作権法とAmazonの利用規約の両方で禁じられている行為であり、アカウントの制限や最悪の場合は法的措置の対処になるので注意しましょう。
ドクガクデンシ編集長によるKindleのスクショに対する見解
私もKindle Unlimitedでスクショをしています!
筆者は著作権法の観点だけでなく、Amazonの利用規約についてもスクショという機能自体が禁止されていない点・スクショを禁止すると明文化されていない点から個人利用によるスクショは問題ないと考えています。
実際のところIT関係に強い弁護士の深澤諭史氏もAbemaTVの番組に出演した際、「合法サイトで配信されている電子書籍のスクショは問題ない」という見解を示しています(引用元:ITmedia 電子書籍のスクショは合法?)。
Kindleのスクショがバレて退会させられた事例が過去に1件も無い点を考慮すると、Amazon側はスクショそのものは取り締まるつもりがないのだと予測ができます。
筆者はKindle Unlimitedの20冊しかダウンロードができないという制限がうっとうしいので、実用書などで気になったページをスクショしています。
ただしKindleの利用規約がいつ変更されるかは分からないので、必ず最新の利用規約をチェックしておくことが最も重要だと筆者は考えます。
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Kindleのスクショに関するよくある質問まとめ
Kindleのスクショが違法だって聞いたけど本当?
Kindleのスクショ自体は違法にはなりません。
ただしスクショした画像をSNSにアップロードするなど第三者の目にふれる場所で利用する場合は個人利用の範疇を超え、違法アップロードにあたるので注意しましょう。
KindleのスクショはAmazonの利用規約では違反だって聞いたけど本当?
スクショそのものは利用規約違反だと記載されていませんが、Kindleサービス外での利用を利用規約で禁じています。
この点を拡大解釈するとKindleのスクショは利用規約違反とも言えます。
Kindleのスクショを個人で勉強するためのメモに使っても良い?
著作権法による私的利用の範疇であれば問題ありません。
ただしそのメモを第三者に共有したり、出版する本やYouTubeにアップロードする動画など商用利用をすると著作権法に違反してしまいます。
Kindleのスクショを社内の勉強会で利用しても良い?
社内で共有する行為は著作権法の私的利用の範疇を超えているため、違法となります。
Amazonの利用規約でも第三者へ共有することを禁じているため、法律・利用規約のどちらの観点でも違反している行為です。