AmazonでKindle対象作品を検索すると、検索結果にAI生成作品が出てきてページを埋め尽くしてしまう…なんてことがあります。
この記事ではAmazon・Kindleの検索結果から、邪魔なAI生成作品を除外するためのテクニックを紹介していくので、ぜひとも活用してみてください。
Kindleから邪魔なAI生成作品を除外検索する方法
AmazonのKindle作品から邪魔なAI生成作品を除外して検索する際には、Amazon公式アプリを使わない検索方法をおすすめします。
理由としてはAmazonの検索機能は非常に弱いだけでなく、特定の出版社を除外する設定もありません。
KindleからAI作品を除外して検索する際には、電子書籍の司書さんの利用がおすすめです。
サイト名 | 電子書籍の司書さん |
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利用料金 | 完全無料 |
アカウント | メールアドレス、X(旧Twitter)、Google、Yahooで作成可能 |
こちらはAmazonのKindle本をまとめたデータベースサイトとなっており、Amazon公式ではできない除外設定や出版社のフィルタリングが可能です。
以下から実際にAI作品を除外する検索の手順について紹介していきます。
電子書籍の司書さんへアクセスし、まずはアカウントの作成を行います。
メールアドレス、X(旧Twitter)、Google、Yahooで作成可能となっており、自分の利用しているサービスでログインが可能です。
マイページにアクセスし、「除外設定」のタブから以下の3項目を試してみましょう。
- 著者から出版数の極端に多い、興味のない著者を記入する
- シリーズから「AIイラスト集」のようなシリーズを除外設定する
- 出版社から「<なし>」と検索し、除外する(必ず<>を含めた形式にする)
❸についてはAI作品以外も除外されてしまうため、Amazonが代理出版を行うインディーズの作品も除外してしまう点には注意が必要です。
除外設定を施して「グラビア」で検索した結果、検索件数から約9,000もの作品を除外しています。
実際にAI作品らしきものは見当たらず、信頼性・実在性のある出版社がリリースしている写真集をチェックすることができました。
Amazonの検索機能はキーワードの除外に弱い
Amazonアプリ・Amazonのサイトだけで完結したい方に向け、Amazonの検索機能による除外方法も紹介します。
「Amazonはマイナス検索ができない」という情報がありますが、マイナス検索が完全に不可能というわけではありません。
マイナス検索とは、記号の「-(マイナス)」を使い、その後のキーワードが含まれる商品を除外する検索方法です。
マイナス検索の際には必ず半角スペースと組み合わせて使いましょう。
以下のように漫画の分冊版を除外したい場合、「-分冊」と末尾に追加すると実際に分冊版の漫画を除外できました。
一方で「グラビア -AIグラビア」と検索フォームに入力した際には逆にAIグラビアのみが検索結果に表示されるという状況にあります。
単に「-aiグラビア」のみで検索した際にはAI作品が除外された状態で表示されるため、Amazonの検索除外機能は不安定だと分かります。
出版社・シリーズで除外する機能がない
Amazonの検索機能はフィルターで狭く狭く検索が可能ですが、特定の出版社・シリーズで除外する機能はありません。
つまり同じシリーズを数百作品も作れてしまうAI作品を除外できないため、Amazonではなく外部サイトの検索機能の利用をおすすめします。
ジャンルそのもので検索するとAI作品がヒットしやすい
Amazonの仕様・AI作品の出品者の多さから、具体的な内容の無いジャンルで検索してしまうとAI作品がヒットしやすい傾向にあります。
また、AIの技術について学びたい際にも「AI」と検索フォームに入力すると関係のないAIグラビアが表示されてしまいます。
明確な作品名・筆者・技法・出演者がある作品については、それらのキーワードを駆使して検索していきましょう。
AmazonのKindleにおけるAI生成作品の除外設定のまとめ
- Amazon(Kindle)の検索機能は弱いため、公式アプリ以外を使う
- Amazon公式アプリや公式サイトから検索する場合、マイナス検索を活用する
- ただしマイナス検索は不安定であり、キーワードによっては適用されない
Amazon単体ではAI生成作品の除外は難しいものの、検索機能に特化した外部サイトを使ったり、マイナス検索を活用するとAI生成作品の表示を減らせます。
通常通りAmazonで検索するだけではどうしてもAI生成作品が表示されてしまうため、この記事で紹介したテクニックを活用してみてください。