子供に読書をさせたい親御さんに人気なデバイスとして、Amazonが販売・製造している「Kindleタブレット」があります。
Kindleタブレットは読書以外の機能が無いため、余計なアプリのダウンロードの心配が無い点でおすすめです。
しかし、「子供に読書習慣をつけさせたいが、Kindleキッズモデルが販売終了してしまい、どのモデルを購入すれば良いか困っている…」という悩みを抱えていませんか?

2025年4月現在、「キッズモデル」は在庫切れ中です。
しかし、実は非キッズモデルでも子供向けの制限をかけられます。
この記事では、子供におすすめなKindleタブレットはどれなのか?という悩みや、大人用のKindleを子供にプレゼントしても良いのか?という悩みを解決していきます。
Kindleキッズモデル終売後も安心!大人用Kindleを子供向けに設定する方法


Kindleキッズモデルは子供向けのサブスク「Amazon Kids+」の1年間無料と保証の2年間オプションと、子供向けのカバーが付属しているモデルです。
実はスペック・サイズ・操作方法の全て大人用のKindleタブレットと同じであり、最初から子供用にセットアップされているかの違いしかありません。
つまり、大人用のKindleを購入し、子供向けにセットアップを自分で行えばKindleキッズモデルと同様のタブレットをお子さんにプレゼントできます。
Kindleを子供用にする設定方法



以下が普通のKindleを子供向けにカスタマイズする方法です。
- 親のAmazonアカウントで新しいKindleタブレットにログインする
- Kindleの設定画面から「Amazon Kids+」を選択し、アクティベートする
- 子供用プロフィールがない場合は追加しましょう
- Amazon Kids+は月額580円で加入できます(Amazon Kids+公式サイト)
- 子供がKindleタブレットを落としても良いように落下防止用のカバーを用意する
子供向けのAmazonサービス「Amazon Kids+」へ別途加入する必要はありますが、普通のKindleやKindle Paperwhiteを子供向けにカスタマイズできます。
もちろんKindle以外でもAmazon Kids+は利用でき、読書以外の子供向けコンテンツも活用できるようになります。
Amazon Kids+への加入がおすすめ
子供用にKindleタブレットを管理・制限したい場合、Amazon Kids+への加入がおすすめです。
3歳から12歳までの幅広い対象年齢向けのコンテンツを用意しており、具体的には以下のようなアプリや機能を利用できます。
- 「ペアレントダッシュボード」機能でスマホから見守り・利用時間の制限などが可能
- Amazon独占配信の動画コンテンツやオリジナル作品を楽しめる
- Kindleでは1,000冊以上の書籍が読み放題
スマホから利用状況を簡単にチェックできる見守り機能があるので、キッズモデルではないKindleを購入して子供に与えたい場合には加入を推奨します。


Amazon Kids+に加入すると子供向けの本・ビデオ・知育アプリを利用できます。
「青い鳥文庫」や「三国志」「モモ」などの児童文学の名作に加え、歴史・科学などの知育分野も豊富にラインナップされています。
ディズニーやマーベル、ジャンプ漫画のノベライズなど、読書の入口になりやすいコンテンツも用意されています。
子供におすすめなKindleタブレット3選



子供におすすめなKindleタブレットを3つピックアップして紹介していきます。
Kindle Paperwhite
- 防水性能があるため、想定外な使い方にも対応できる
- 最新世代モデルはスペックアップしているため、子供が成長しても使い続けられる
- 読書のみに機能が絞られている
Kindle PaperwhiteはKindle端末の中で最も人気が高いモデルであり、何よりも防水対応という点で子供におすすめのKindleタブレットです。
飲み物をこぼしてしまったり、汚れた手で触ってしまった場合にも対応できるため、通常のKindleよりもKindle Paperwhiteを筆者は推奨します。
通常のタブレットと違って読書に機能が絞られているため、iPadのような自由度の高いタブレットは子供に与えたくない方におすすめです。以下は各タブレットとの比較です。
機能・特徴 | Kindle Paperwhite | Fire HD キッズモデル | iPad |
---|---|---|---|
読書専用 | ○ | ×(動画等も可) | ×(多機能) |
カラー表示 | × | ○ | ○ |
価格帯 | 中(約28,000円) | 低(約20,000円) | 高(約50,000円~) |
防水性能 | ○ | × | △(モデルによる) |
Kindle全モデルに言えることですが、画面は白黒限定となります。カラーのタブレットを用意したい場合は次に紹介する「Fire HD」を選びましょう。
子供用にKindle Paperwhiteを購入する場合、カバーや画面の保護シールも合わせて揃えておくと安心です。


Amazon Fire HD 8 キッズモデル
- 動画やアプリを利用でき、子供の暇つぶしに最適
- キッズモデルなので最初からAmazon Kids+を利用できる
- 専用カバーつきで別途カバーを購入する必要がない
- Kindleタブレットと違ってフルカラーなので読める本の幅が広がる
Kindleタブレットではありませんが、同じくAmazonで販売されているFireタブレットのキッズモデルも読書用としておすすめです。
こちらはKindleでの読書以外の機能も利用できてしまうため、用途を絞りたい親御さんには向きませんが、逆に動画コンテンツなども利用したい親御さんにはおすすめです。
車移動中など、お子さんが手持ち無沙汰だけど読書をするには難しい…といった状況にも対応できるようになります。
また、前述したKindle Paperwhiteと違って最初からキッズモデルなので、わざわざ自分で設定をする必要が無い点でもおすすめです。
Kindle Paperwhiteキッズモデル(在庫不安定につき注意)
- 防水性能があるため、想定外な使い方にも対応できる
- 最新世代モデルはスペックアップしているため、子供が成長しても使い続けられる
- 読書のみに機能が絞られている
子供向けのKindleタブレットとして、最適なモデルはKindle Paperwhiteキッズモデルです。
1世代前のモデルのため現行モデルと比較してレスポンス速度などの性能は劣りますが、価格が安くなっている点が大きなメリットです。
また、Kindle Paperwhiteなので防水性能があり、デフォルトでカバーが付属している点も見逃せません。
ただし2025年4月現在では在庫切れのモデルであり、終売している状況なので滅多に在庫の復活はありません。



残念ながら筆者が確認できた範囲で在庫の復活は2024年11月を境にありません。
現行のKindle Paperwhiteの購入をおすすめします。
まとめ 子供用にKindleを用意するなら今はKindle Paperwhite一択
2025年4月現在、Kindleにキッズモデルは販売されていないため、通常のKindle Paperwhiteを子供用に用意するのがおすすめです。
デフォルトの状態では年齢制限の無い状態ですが、「Amazon Kids+」に加入して設定を行うだけで親御さんもお子さんも安心して使えるようになります。
用途を読書だけに限定しないのであれば、「Fire HDタブレット」も選択肢に入ります。
こちらはキッズモデルのラインナップがあるため、わざわざ設定をしなくて良いのはもちろん、Kindle Paperwhiteより8,000円程度価格が安い点でもおすすめです。



読書だけのタブレットが欲しいのか、アプリや動画も楽しめるタブレットが欲しいのかで考えてみましょう。
子供用のKindleタブレットに関するFAQ
Kindleキッズモデルは再販される予定はある?
Kindleキッズモデルは10世代、11世代と発売され続けているため、再販よりもリニューアルして登場する可能性が考えられます(現在のKindleは12世代)。
大人用のKindleタブレットを子供用にするデメリットはありますか?
大人用Kindleを子供用にカスタマイズする際のデメリットとしては、保証期間が通常1年であること、カバーを別途購入しなければならない点、Amazon kids+へ加入が必要な点があります。
ただし現状ではKindleキッズモデルが購入できないので、あまり気にする必要はありません。
KindleタブレットでAmazon Kids+以外のアプリは使える?
Kindleタブレットなら、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」も利用できます。
ただしKindle Unlimitedは1アカウントで同時に保存できる本の数が20冊に制限されているため、子供用の本と合わせて調整する必要があります。
Amazon Kids+を解除する手順は?子供でも解除できる?
Amazon Kids+を解除するには、Kindleの設定画面からPIN(暗証番号)を入力する必要があります。
子供にPINを知られないよう対策しておきましょう。